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BIMの資格で実力を証明しようーBIM利用技術者検定検定試験

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BIMの資格で実力を証明しようーBIM利用技術者検定検定試験

2025年6月29日(日)にBIM利用技術者検定検定の準1級と1級の前期試験が行われました。

今回は準1級の試験内容について、昨年の試験問題でご紹介します。(今年度の前期試験も大きな内容の変更はありませんでした。)

2025年6月29日(日)にBIM利用技術者検定検定の準1級と1級の前期試験が行われました。

今回は準1級の試験内容について、昨年の試験問題でご紹介します。(今年度の前期試験も大きな内容の変更はありませんでした。)

 

 

1.課題

・BIMソフトを使用してモデリングしたデータの提出
・図面をDXFデータに書き出したもののデータ提出
・PDFファイルに面積を入力(選択式)して提出
上記の3つのファイルをZIPファイルにして提出

 

 

2.与えられる図面

試験では以下の図面を読み取り、BIMソフトを使用して作業をしていきます
・建物概要・仕上げ表
・仕上げ表
・立面図
・断面図
・構造伏図
・建具表
・平面詳細図
・断面詳細図
ソフト別の参考解答例(シートにレイアウトしたもの)

 

 

3. 作成する図面

・平面図 1/100(1F、2F)
・立面図 1/100(2面)
・断面図 1/100(2断面)
・用途別の面積表

図面は1枚のシートにレイアウトします。指定された位置に正確に配置します。
試験では、EV・階段はスペースのみの記入になります。

 

 

4.必要な知識

・敷地のCADデータを取り込み、敷地を入力できる
・平面の入力ができる
・床・壁・天井、建具の入力ができる
・設備器具などのオブジェクトの配置ができる
・柱・梁・基礎などの構造の入力ができる
・断面図が作成できる
・部屋の用途を入力し、用途別の面積が出せるようにできる
・シートに図面のレイアウトができる
・DXFに書き出しができる

構造面では
・コンクリートの床勾配をつける方法を知っていないといけません。
・一部下がりスラブなどがあります。

意匠面では開口の入力も必要です。

部屋の入力と用途の入力(共用部分、店舗部分、住居部分)も行います。

            筆者作成の昨年の試験問題の解答

5.試験時間

試験時間は4時間です。限られた時間内に完成させるためには試験対策として、時間配分を決め、それに合わせてスピードをつける必要があります。(実務で慣れていて時間的な問題はないのであればその必要はありません)

これからBIMを使った仕事をしようと考えている方はスキルの証明として、実務されている方は必要ないかも知れませんが、自分の実力の確認として受験してみるのもよいかも知れませんね。

  • この記事を書いた人

shiba

Digital Archi Creation代表。一級建築士。建築系教員。各種講習の受講者は累計1413名。企業向けのファーストトレーニング(初級講習)も行っております。メタバースの空間作成を始めました。

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